英検1級対策評価ーリスニング

英検1級の受験を終えて、過去の勉強で効果があった内容についての評価です。

今回は、リスニングとなります。

リスニングの過去の成績は、19点と22点でした。過去問1回位やったかもしれませんが、割とぶっ続け本番に近い形で受験をしていました。今回は、出来る事はちゃんとしようと思い、過去問についても3回分練習して結果26点でした。

英検1級リスニングの特徴についての自分の分析
 1)スピードが極めて早い訳ではない。
 2)使っている単語はTOEICよりは難しい。
 3)生活の状況設定は、海外で実際に遭遇することがありそうなものだが、日本で余り出会わなそうな話。
 4)状況説明については、科学的なものや、歴史などややアカデミックだが、TOEFLほどアカデミックでもない。
 5)インタビューは長いが細かな突っ込んだ事は聞かれない。
 6)設問を読んで判断する時間が実は割と少ない。

リスニングについては、正直、過去問対策以外は一生懸命ニュースを聞いたとかはやっておらず、フレンズ視聴位だったのですが、これも英検1級対策という意味ではあまり直接的ではなく、カジュアルな早めの会話に慣れるのに役立った程度です。
 過去の留学、海外勤務で得た生活シーンでの様々な経験(歯医者に行く、保険のクレームをする、子供の学校の対応をする)などを通じて、日本との違いを経験しており、それとよく似たシーンが出てくるのが役立ったと思います。
 後は、普通のリスニングで少し硬め、アカデミックな内容のリスニングが望ましいと思いますが、留学時の授業が役に経ったのか?といえば、こちらは専門なので教科書予習してから行っているので、初めて聞くような内容を理解するのに役立つようには思えません。それっぽい内容のものを聞くという意味では、昔TOEFLの対策をしたのでその時の蓄積があるのかもしれません。

英検1級リスニングの構成要素については要素分解すると以下になると思います。
 1)音と単語が聞き取れるか
 2)中程度の長さの文章を記憶できているか
 3)話の中身になじみがあるか
 4)試験形式に馴染んでいるか
 5)正しい選択肢が選べるか

 1)は、リスニングの基礎になるのでボキャビルで単語を覚えてその発音のされ方を覚えていないと始まりません。大人の場合、音は聞こえるけど単語が分からないというのは余りないでしょうから、「聞こえない」というのは、単語を知らないか、早くしゃべられすぎて脳で処理できず聞き取れないか、リエゾンや音の消失などでバラバラの単語ではなく塊として聞くと違って聞こえるために分からないか、という所だと思います。
 割と技術的な問題なので、会話や早めのインタビュー記事などでスクリプトがあるものをディクテーションしてどこが聞こえないのかを特定すると良いと思います。
 私の場合、分からなくなるのは、Part.2で固有名詞が出てくるところで知らない単語(化学物質の特殊な名前や、歴史上の固有名詞で日本語とは発音が違うもの)で引っかかることが多かったです。そのときにはその単語に引きずられずに、(知らない単語)として切断して聞くようにしていましたが、リズムが狂うために、そうした物があると正解率が下がっていました。

 2)Part1.-Part4.まで、メモを取らずに集中して聞いて会話や説明の中身を覚えて対応していました。それぞれの場合に必要な対応の仕方は異なると思いますが、20-40秒程度の話については、中途半端にメモを取るよりは覚えてしまい、選択肢を選んだ方が正解率が高かったです。
 Part1.は日常生活の状況説明でどんなシーンの会話か、それぞれの人(大抵2人)がどんな立場・考えでいるか、がポイントとなるので、そうした事を理解するようにしていました。
 Part2.は、科学や歴史等の説明ですが、2つの設問は話の前段、後段で説明した事についての質問となっている事が多いので、それぞれどのような事象の説明をしているのかを数字などは気にせずに内容を理解するようにしていました。これが一番難しいかと思いますが、最初のタイトルをしっかり聞いて、選択肢を先読みすると、だいたいどんな話なのか分かるので正解率があがると思います。
 Part3.は、リスニングよりもリーディング力、状況理解力が大切でまず正確に書かれている状況を理解して、何が聞き取れればいいのかをはっきりさせます。大抵どれか(場所、もの等)を与えられた条件や希望を満たすように選んでいく物が多いのです。駄目な物を消去していくことで正解が選べますが、引っかけというか、ちゃんと聞いていないと間違えてしまうものも混ざっているので要注意です。
 Part4.は、やや長めのインタビューですが、細かな数字が問われることはなく、だいたい全体の流れとどんなトーンで話をしているのか、が分かれば、微細なことを聞く訳ではありません。

 3)これは特にPart1.の一部とPart3.に多いと思います。歯医者にいったり、定期預金の相談をしたり、家のリフォームの相談をしたり、車の保険の話をしたり、とありますが、日本でこうした経験をすることがある人がいるのでしょうか? 特に歯医者などは、米国で歯科や眼科の保険は、通常の医療保険で付いていない事がある事、歯科治療費がやたら高い事、などを実体験を持って知っていないと、なんでこんな話になるのかよく分からないのではないかと思います。また、車の保険も米国では州ごとに保険の規制が違うので、対応が異なるのだ、というのが前提にありますがそうしたことを知らないでリスニングだけで正確に状況を理解して答えるのはなかなか酷なのではないかと思っています。その他、グローバルリクルートエージェンシーからの電話など、うーん、普通の日本人あんまりこうした経験する事ないんじゃない?というのがありました。
 この辺りは、海外生活経験者したり、社会人の人の方が人生経験のバラエティに富み有利なのかもしれません。子供であっても帰国子女などは、英語の試験ではあるので、究極全部しゃべっている内容理解できていれば状況によらず正しい選択を選ぶ事ができることはいうまでもありませんが。

 4)前回は、この辺りを考えずに受験していたのでスコアが低かったのだと思います。それぞれのパートで同じリスニング長良も力点が異なるので、リスニング満点とれる実力がある人以外は、それぞれの対策を考えてリスニングを考えた方がいいかと思います。具体的には、2)とかぶりますので割愛しますが、今回、前回よりも点数が良くなったのは、リスニング自体はそうそう変わるものではないと思っていますが、この問題形式に馴染んだところが大きかったと思います。

 5)正しい選択肢を選べるかは、リスニングの内容が分かっているのか、ともまた別のスキルが必要です。筆記試験のリーディングほど悩ましい選択肢がある訳ではないですが、選択肢の作り方、誤答の選択肢の作り方についてもどういう傾向があるのかを一度は各パート毎にじっくりと見てみた方がいいかと思います。Part1.は割と素直ではっきり違っていると思います。Part2.もちゃんと聞けていれば区別はしやすいですが、聞き取れなくて勘で選ぶときには、それっぽい聞こえた単語が入っていて間違えやすいのが並んでいます。Part3は、ものとか、場所の名前がフラットに並んでおり、聞こえないと選びようがないように出来ています。Part4.は、気持ちや力点のところがいくつか並んでおり、これも間違えやすい問題だと思います。どんなトーンで話をしていたか理解するのが重要です。

 私の場合は、留学、海外勤務をしていたので、一対一の会話で何を言っているのか分からないというのはなく、ニュースについては、CNNはだいたい、フレンズなら7-8割、映画は半分程度の理解率ですが、リスニング試験は、試験なので問題の読解、正解を選ぶ所まで含めて能力を図られると思います。
 実際、当日の試験は筆記試験をやった後にやるので集中力が続かなく、Part1,Part2,Part3で音は聞こえているのに脳で処理しきれなくなったというのがありました。Part1.では、「どっちだったっけー?」という選択肢2択までしぼって間違えたもの、Part2では、4番目のアイスホッケーの話は、固有名詞や話そのものを途中でロストしてしまいました。Part3は、リスニングというよりも読解の部分で条件読み落としがあり、最後の問題はそれで間違えました。それ以外のところも、理解度が低かったのですが、幸い、余りひねられていなかったせいか、当初の自己採点でここは間違えていても仕方ないという部分が、3問あっていたので救われました。

 今回は、過去問3回分やって問題については直前2週間くらいは1.2倍速で掛けて復習をしていました。問題形式に慣れたのが今回のスコアアップの一番のポイントですが、家でリスニングだけをやるともっと高いスコアがでるので、リスニングだけというよりも、筆記試験が終わった後でリスニングを受けてパフォーマンスを出す事が出来る集中力と、また午後からの試験なので眠くならないようにする、などの当日の体調管理の方もまた要素として大きい気がしました。
 
 あんまり何回受けても8割とれるという感じはしないですが、形式に慣れてできるようになったので、24点くらいは次回受けてもとれるかなぁと思います。

更新をTwitterで流しています。@StudyEiken1kyu

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